映画「ヒマラヤ」を見る 

8月某日、都内で映画「ヒマラヤ」を見てきました。
超人ラインホルトメスナー(世界で初めての8000m峰14座登頂者)が1970年に参加したナンガパルバット8125mの遠征の話です。
メスナーはこの初めてのヒマラヤ遠征で、一緒に登頂した弟のギュンターを失います。

彼にとってこの遭難とそれに続くトラブルは、その後の登山人生をかけて乗り越えねばならない障壁となりました。
ご存知のとおり、メスナーはその後の十数年間でヒマラヤの高峰を登り続け、1986年に8000m峰14座にすべて登頂します。
それでもメスナーの思いは解消されず、最初の遠征の真相を世に問わねばなりませんでした。
隊長のヘルリヒコッファー博士が亡くなって、新たに本を出版し、今回映画も作ったのです。

それはさておき、映画「ヒマラヤ」はパキスタンでの山のシーンや登攀シーンもよく撮れていて、映像はなかなか迫力がありました。
ストーリーも興味深いですが、何より山の映像は一見の価値があります。

何を隠そう、僕も1998年にナンガパルバットに登頂しました。
それで僕の人生が大きく変わったかどうかは分かりませんが、山に対する思いから少しばかり「自由」になれたような気がしています。

メスナーに限らず、山の遭難でその後の人生がガラリと変わってしまうことがあります。
その人はその事実を受け止め、乗り越えて行かねばなならいのでしょうね。





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